作中で示された「N」は、単一の人物を指すものではありません。登場人物それぞれが胸に秘めた、かけがえのない対象のイニシャルでした。
それぞれの登場人物が捧げた「N」の内訳は以下の通りです。
・杉下希美の「N」:成瀬慎司(N)、野口貴弘(N/自立のための足がかり)、そして野心(Nozomi)
・成瀬慎司の「N」:杉下希美(N)
・安藤望の「N」:杉下希美(N)
・西崎真人の「N」:野口奈央子(N)、母(Nano)
・野口貴弘の「N」:野口奈央子(N)
・野口奈央子の「N」:野口貴弘(Noguchi)、西崎真人(Nishizaki)
事件から10年後、希美は自らが重い病に侵され、余命宣告を受けている事実を知ります。安藤からのプロポーズを断り、自らの人生の原点である故郷・小豆島へと戻った希美。そこで待っていたのは、すべてを受け止めて共に生きる覚悟を決めた成瀬でした。瀬戸内の静かな海を前に、二人が寄り添って前を向くラストシーンは、視聴者の涙を誘う屈指の名場面として語り継がれています。