「月に3回も止められた」「急いでいる時に限って声をかけられる」――そうした悩みを抱える人々の行動を分析すると、警察官の警戒スイッチを押す共通項が浮かび上がる。警察官が路上で最も注視するのは、周囲の環境との「違和感」と「動作の非連続性」だ。
たとえば、パトカーや制服警官の姿を視界にとらえた瞬間、急に歩行速度を変える、スマホを見るふりをして立ち止まる、あるいは不自然に反対側の歩道へ渡るといった行動は、職務質問のトリガーになりやすい。本人は「関わりたくない」という心理から避けているだけでも、警察官の目には「警察を避ける明確な理由がある=犯罪に関与している可能性」と映る。
身なりに関しても、季節外れの服装(猛暑時の厚手ジャケットなど)は凶器や違法薬物の隠匿を疑わせる要因となる。大型のリュックサックを不自然に胸の前で抱え込むように歩く仕草や、過度なキョロキョロとした挙動も、警戒対象リストの上位に並ぶ特徴といえる。