突然、火災報知器の電池切れがうるさいと悩んでいませんか?夜中に警告音が鳴り響く知っておくべき決定的な理由や交換時期、賃貸での注意点まで順を追って紐解いていきますが、まずは目の前で鳴り続けている音を静めるための緊急ステップから確認しましょう。
大前提として、鳴っている音が「本当の火災警報」なのか「電池切れの警告音」なのかを冷静に聞き分ける必要があります。報道各社やホームセキュリティ各社の防災ガイドラインが指摘する通り、「ウー、ウー、火事です、火事です」や「ピーピーピー」と連続して大音量で鳴り続けている場合は、煙や熱を感知した火災警報(または調理の湯気・くん煙殺虫剤などによる誤作動)です。この場合は直ちに火元の確認と避難行動をとってください。
一方、約1分〜数分おきに「ピッ」と短く鳴る、あるいは表示灯が点滅しながら「電池切れです」と話す場合は、バッテリー消耗を知らせるサインです。また、「ピッピッピッ」と短い間隔で3回鳴るパターンは本体内部のセンサー異常(故障)を示しています。電池切れと判明したら、以下の火災報知器の止め方を実践してください。
手順1:停止ボタンと引きひもを使った応急処置(一時停止)
深夜で手元に交換用の電池がない場合、本体の中央または側面にある「警報停止ボタン(テストボタン兼用)」を1秒以上長押しするか、本体から垂れ下がっている「引きひも」を真下にカチッと音がするまで引くことで、警告音を一時的にミュート(消音)できます。これで停止ボタンと引きひものどちらかを操作すれば、メーカーの設計仕様により約12時間から24時間は音が鳴らなくなります。まずはこの応急処置で朝まで安眠を確保してください。
手順2:天井・壁から本体を取り外して電池コネクタを抜く(完全停止)
一時停止機能はあくまで猶予措置であり、翌日以降に再び鳴り出します。新しい電池や本体を入手するまで完全に音を止めたい場合は、天井や壁の取付ベース(台座)から本体を取り外し、内部の電池を抜き取る必要があります。
安定した踏み台や脚立を用意し、本体を両手でしっかり持って反時計回り(左回り)に約15度〜30度ひねると、カチッとロックが外れて取り外せます。壁掛けタイプの場合は、本体を少し上にスライドさせてから手前に引く構造のものもあります。本体裏面のカバーを開けると、赤いコードと黒いコードがつながった専用リチウム電池が収納されています。基板に挿さっている白い小さなプラスチック製のコネクタ(プラグ)を真っ直ぐ引き抜けば、通電が遮断され、二度と音は鳴りません。なお、コードを無理に引っ張ると断線の原因になるため、必ずコネクタの根元をつまんで抜くのが鉄則です。