単管杭の施工で最も多い失敗は、打ち込み初期の垂直精度の狂いと、打撃によるパイプ先端・頭部の変形です。人力で作業を進める場合、適切な単管杭 打ち込みハンマー 道具の選定が作業効率を決定づけます。一般的な大ハンマー(掛矢・両口ハンマー)で直接パイプを叩くと、打撃面が偏りパイプの端部がラッパ状にめくれ上がってしまいます。これを防ぐためには、パイプに覆いかぶせる筒状の「スライドハンマー(単管打込器)」または肉厚の金属製「杭頭キャップ」の装着が欠かせません。
基本となる単管杭 打ち込み方の手順は以下の通りです。まず、水平器と水糸を用いて正確な施工ラインと垂直を割り出します。次に、先端に円錐状の単管杭 先端ミサイル(打込みヘッド)を取り付けた単管パイプを地面に立て、最初の30cm程度は垂直を確認しながら軽めの打撃で垂直を固定します。軸がブレない状態を作った後、自重を利用して一気に規定の深さまで打ち込みます。
地盤が硬質で手打ちが困難な現場では、無理な打撃を避けて下穴をあける「先行掘削(アースオーガ使用)」を併用するのが鉄則です。無理に叩き続けるとパイプ自体が地中で座屈(折れ曲がり)を起こし、支持力を完全に喪失するリスクがあります。