『わんパーク』最大の特徴は、個別の番組として完結していた人気コンテンツがひとつの世界観に集約されていた点にあります。当時の子どもたちを熱狂させた人形劇『ぐ〜チョコランタン』のスプー、アネム、ズズ、ジャコビといったキャラクターたちと、つのだりょうこさんが同じ画面で掛け合いを行う構成は、視聴者にとって夢のような演出でした。
わんパークの歴代出演者には、体操のお兄さんとして絶大な支持を誇った佐藤弘道さんや、『つくってあそぼ』のワクワクさん、さらには声優陣や多彩なゲストが名を連ねていました。つのださんは持ち前の高い音楽性と、武蔵野音楽大学ピアノ専攻出身という確かなバックボーンを活かし、子どもたちに親しみやすい語り口と美しいピアノ演奏を交えながら、番組全体の接着剤として機能していたのです。
当時のスタジオ収録に参加した関係者の証言によると、「リハーサル中も子どもたちの目線に腰を落とし、常に自然体の笑顔を絶やさなかった」と語られており、画面越しに伝わる温かさは現場の徹底したプロ意識に裏打ちされていました。