屋台村を訪れる際、最も頭を悩ませるのが「どの店舗の暖簾をくぐるべきか」という点でしょう。各店ともカウンター8席〜12席程度のコンパクトな設計のため、混雑時は席が空いている店に滑り込むのも手ですが、以下の代表格ジャンルは外せません。
1. 鹿児島黒豚の極みを味わう肉酒場(バスチカエリア)
鹿児島の絶対王者である「かごしま黒豚」。バラ肉の脂の甘みを引き出した蒸ししゃぶや、軟骨を芋焼酎と黒糖でホロホロになるまで煮込んだ「とんこつ」を提供する専門店は、常に満席の人気ぶりです。カウンター越しに煮込み鍋から立ち上る湯気を眺めつつ、芋焼酎のお湯割りを合わせる瞬間は至福のひとときと言えます。
2. 錦江湾の恵み・首折れサバときびなごの海鮮処(バスチカエリア)
朝獲れの鮮魚を産地直送で提供する海鮮系店舗では、銀色に輝く「キビナゴの刺身」を酢味噌でいただくのが定番作法。さらに、屋久島や甑島周辺で獲れ、血抜きのため首を折って氷水で締められた「首折れサバ」の刺身は、一般的なサバの概念を覆すコリコリとした歯ごたえが特徴です。市場直送ならではの鮮度を誇る魚介は、地元の辛口白ワインや軽やかな減圧蒸留焼酎と抜群の相性を見せます。
3. 若手シェフが腕を振るう創作串・ネオ酒場(ライカ1920エリア)
中央駅デッキ直結のライカフロアでは、伝統的な郷土料理をモダンにアレンジした業態が光ります。黒さつま鶏の希少部位をハーブやスパイスで焼き上げる創作串焼きや、鹿児島の伝統柑橘(辺塚だいだい等)をふんだんに使ったクラフトサワーなど、フォトジェニックでありながら味の輪郭がはっきりしたメニューが並びます。20代〜30代の若年層やカップルで賑わっており、1軒目としても最後の締めとしても機能します。