オンラインの英語質問掲示板やSNSでは、勝利にまつわる英語についていくつかの根深い誤解が見受けられます。実務や会話で恥をかかないために、押さえておくべき注意点を整理します。
誤解1:「win」は自動詞でしか使えない?
「winは相手を取れないから自動詞だ」と勘違いしている人がいますが、winは他動詞としても日常的に使われます。ただし、取る目的語が「賞」や「試合」に限定されるという文法規則があります。自動詞として「We won!(勝った!)」と単体で叫ぶのは自然ですが、「We won them.」と人をつなげることだけが誤りです。
誤解2:「勝ち誇る」をポジティブな意味だけで使ってしまう
自分が勝ったことを周囲に見せびらかす勝ち誇る英語フレーズには、傲慢さや相手への配慮の欠如といったネガティブなニュアンスが伴う単語が多く存在します。
- gloat(他人の不幸や自分の勝利を嫌味たらしく勝ち誇る):Don't gloat over your victory.(勝ったからといって見せびらかすな/勝ち誇るな。)
- triumph(堂々たる大勝利・誇らしげな勝利):She returned in triumph.(彼女は意気揚々と凱旋した。)
- brag / boast(自慢する):He is bragging about his win.(彼は自分の勝利を鼻にかけている。)
相手を称えるべきスポーツマンシップの場において「gloat」を使うと、相手を小馬鹿にしている印象を与えてしまうため注意が必要です。