水滸伝ドラマ歴代比較!中国版と日本版の違いや無料配信を徹底解説

水滸伝ドラマ歴代比較!中国版と日本版の違いや無料配信を徹底解説

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歴代の映像化作品の中で「最高峰の面白さ」を誇る作品として、多くの歴史ファンや批評家から筆頭に挙げられるのが、2011年に制作された中国ドラマ『新・水滸伝』(原題:水滸伝、全86話)です。香港のアクション監督・鞠覚亮(ジュ・ジャオリャン)が総監督を務め、最新のVFX技術と壮麗なセットを融合させた圧倒的なスケール感は、従来の歴史ドラマの枠組みを大きく超容しています。

一方で、中国本国で「原典の魂を最も忠実に再現した至高の芸術」と称賛され続けるのが、1998年の中国中央電視台(CCTV)版『水滸伝』(全43話)です。袁和平(ユエン・ウーピン)がアクション指導を手掛け、水墨画を思わせる陰影に富んだ映像美と泥臭いまでのリアリズムは、四半世紀を経た今も色褪せない凄みを放っています。

これら中国版に対し、日本の映像史に刻まれたのが1973年の日本テレビ開局20周年記念番組『水滸伝』(全26話)です。原典では数多いる好漢の一人である「豹子頭」林沖(演:中村敦夫)を絶対的主人公に据え、独自のニヒリズムと骨太なアクションを前面に押し出しました。ロケを中国ではなく広大な御殿場や三船プロダクションのオープンセットで行い、英国BBCでも放映されて海外カルト的人気を博すなど、東洋のアクション活劇として独自の地位を築いています。

このように、ダイナミックな群像劇とエンターテインメント性を求めるなら『新・水滸伝』、重厚な古典文学の風格を味わうなら1998年CCTV版、そして無頼漢の哀愁と反逆精神に浸るなら1973年日本版というように、視聴者の好みに応じた明確な棲み分けが成立しています。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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