近年の外食・飲食業界において、スープオフ系のラーメンはかつてない多様化を見せている。『ラーメンWalker』の最新特集や『食べログ』の百名店選出傾向を分析すると、従来の枠組みに収まらない創作まぜそばが続々と高評価を獲得していることがわかる。トリュフオイルを使った洋風仕立て、スパイスカレーを融合させたエスニック系、さらには高級和牛の脂を用いた一杯まで、百花繚乱の様相を呈している。
汁なしラーメンというカテゴリーは、スープのブレに左右されにくいというオペレーション上の利点もあり、新進気鋭のシェフたちが自由な発想をぶつける実験場となっている。かつてのB級グルメという枠組みを軽々と飛び越え、一杯のコース料理のような完成度を誇るプレミアムな一皿が、舌の肥えたファンを唸らせている。