これほどまでに現場のツボを押さえた作編曲はいかにして生まれたのか、片岡寛晶 経歴 プロフィールを紐解くことでその核心が見えてきます。
片岡氏は1983年生まれ、福岡県出身。幼少期より音楽に親しみ、吹奏楽の名門校で打楽器奏者としての研鑽を積みました。その後、日本の打楽器界におけるトップランナーを多数輩出している東京音楽大学音楽学部器楽専攻(打楽器)へ進学。クラシック打楽器の正統な奏法から現代音楽の特殊奏法、さらには民族音楽の複雑なポリリズムに至るまでを徹底的に身体へ叩き込みました。
大学在学中から、打楽器アンサンブルの新しいレパートリー開拓に強い情熱を注ぎ、自ら演奏することを前提としたリアリティあふれる楽曲の創作を開始。机上の理論だけで音符を並べる作曲家とは異なり、スティックやマレットの自然な軌道、打面の反発係数、複数楽器間の移動動線(セッティングの現実性)までを熟知したスコアリングは、瞬く間にプレイヤーたちの口コミで全国へと広まりました。
卒業後は作曲家・打楽器奏者としての地位を確立し、吹奏楽界の大手出版社であるブレーンミュージック(Brain Music)等を通じて公式な片岡寛晶 楽譜 販売が本格化。全国の学校現場や一般吹奏楽団からの委嘱が殺到する人気コンポーザーへと駆け上がりました。