なぜ直線と三原色に数十億円?モンドリアン『コンポジション』の真相

なぜ直線と三原色に数十億円?モンドリアン『コンポジション』の真相

なぜ直線と三原色に数十億円?モンドリアン『コンポジション』の真相の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

Q1:『赤・青・黄のコンポジション』は現在どこの美術館で見られますか?
A1:1930年に制作された最も有名な《赤・青・黄のコンポジション》は、スイスのチューリッヒ美術館(Kunsthaus Zürich)に所蔵されています。ただし、モンドリアンは同系統のコンポジション連作を複数制作しており、オランダのハーグ美術館(Kunstmuseum Den Haag)、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ロンドンのテート・モダンなどでも重要なコンポジション作品を鑑賞することができます。

Q2:なぜ緑や紫、オレンジなどの中間色は一切使われていないのですか?
A2:新造形主義の厳格な理論に基づいているためです。緑は「青と黄」、紫は「赤と青」を混ぜることで作れる二次的な色であり、モンドリアンはこれを「純粋さを欠いた不純な色」と考えました。これ以上分解できない根源的な三原色(赤・青・黄)だけを用いることで、自然の個別性を超越した絶対的な純粋美を表現しようとしました。

Q3:モンドリアンが姓の綴りを「Mondriaan」から「Mondrian」に変えた理由は?
A3:1911年末にオランダから前衛芸術の中心地だったフランス・パリへ移住した際、オランダの伝統的な画家としての過去と決別し、国際的な前衛芸術家として再出発する決意を示すために「a」を1文字削除しました。名前の表記変更は、彼が具象画から抽象画へと脱皮する重大なターニングポイントを象徴しています。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。