未利用魚の活用が叫ばれる昨今、ダツはその代表格として脚光を浴びつつありますが、すべての家庭や料理初心者に向いている万能魚ではありません。釣獲時や入手時に持ち帰るべきか否か、客観的な判断基準を明示します。
◎ ダツを持ち帰って食べるべき人
- 包丁の扱いや魚の三枚おろしに慣れている人:小骨の処理や脱水処理といった工程を厭わず、素材の魅力を引き出す技術がある層にとっては、コストパフォーマンス抜群の極上食材となります。
- 揚げ物や加熱料理をメインに考えている人:唐揚げ、天ぷら、フライなど、油調理を前提とする場合は小骨のデメリットを無力化できるため、極めて高い満足度が得られます。
- 知的好奇心が強く、未利用魚の新たな美味を発掘したい人:「青い骨」という特異なビジュアルも含め、食文化としての面白さをポジティブに楽しめる食通に最適です。
▲ 持ち帰りを慎重に判断すべき人
- 魚の下処理や骨取りの手間を極力省きたい人:アジやタイのような感覚で雑に筒切りにして煮たり焼いたりすると、口中に無数の硬い骨が障り、後悔する確率が高くなります。
- アニサキス対策の知識や冷凍設備が不十分な人:生食に過度なこだわりを持ちつつ、冷凍処理や目視確認の手間を惜しむ場合は、寄生虫症のリスクを避けるためにも生食は控えるべきです。
- 小骨が喉に刺さりやすい幼児や高齢者が同席する家庭:骨抜きの徹底や強固な二度揚げが施せない環境下では、安全面への配慮から食卓への導入は慎重であるべきです。