大喜利初心者が最も陥りやすい罠が、「SNSでバズっている超面白い画像をそのままお題にしてしまう」というミスです。これは、お笑いのプロの間では厳禁とされているタブーの一つです。
画像そのものが完成された面白さを持っている場合、観客は写真を見た瞬間に笑いのピークを迎えてしまいます。その後に続く回答者は、「写真がすでに放った笑い」を超えるフレーズを繰り出さなければならず、ハードルが異常に跳ね上がってしまうのです。結果として、どんな回答を出しても「写真のほうが面白かったね」という消化不良の空気が残ります。
優れたお題とは、画像単体では「クスリ」ともしない、あるいは「ちょっと不気味」「なんとなくシュール」といった中温の画像です。未完成なパズルの最後のピースを言葉で埋める作業こそが大喜利であり、出題者は回答者に「おいしいゴール前のアシストパス」を出す意識を持たなければなりません。