Q1:時計にアルカリ乾電池を使うと絶対に壊れますか?
A1:直ちに故障するわけではありません。ただし、数年間にわたり電圧が低下した状態でセットされたまま放置されると過放電が進行し、高確率で液漏れを起こします。時計メーカーの多くが取扱説明書でマンガン乾電池を指定しているのは、万が一の液漏れによる機器破損を防ぐためです。アルカリを使用する場合は、動いていても1年に1回程度、定期的に新品へ交換することが推奨されます。
Q2:100円ショップの乾電池と有名メーカー製で性能に違いはありますか?
A2:容量そのものは近年の100円ショップ製品も一定の水準に達していますが、最大の差は「安全性と耐漏液性能(液漏れのしにくさ)」にあります。国内大手メーカーの製品は、ガスケットの密閉構造、防爆弁の精度、負極材の純度管理が極めて高度であり、長期保存時の自然放電や過放電時の液漏れリスクが低く抑えられています。重要な機器や防災備蓄には大手メーカー製を推奨します。
Q3:リモコンに充電式電池(エネループなど)を使っても問題ないですか?
A3:使用可能ですが、あまり適していません。ニッケル水素充電池の公称電圧は1.2Vであり、乾電池の1.5Vよりも低いため、機器によっては動作が不安定になったり、電池残量警告がすぐに点灯したりします。また、自然放電が少ないタイプであっても長期間放置すると過放電でバッテリーが劣化するため、リモコンにはマンガン乾電池またはアルカリ乾電池が無難です。
Q4:乾電池から漏れた白い粉に素手で触れてしまった場合はどうすればいいですか?
A4:アルカリ乾電池の場合、白い粉の正体は強アルカリ性の炭酸カリウムや水酸化カリウムです。皮膚を腐食させる危険があるため、絶対に目をこすらず、直ちに大量の流水で洗い流してください。万が一目に入った場合は激痛を伴い失明の恐れがあるため、最低15分以上洗眼した直後に眼科医の診察を受けてください。器具に付着した粉を掃除する際は、ゴム手袋と保護メガネの着用が必須です。