Q1:ホームセンターで販売されている木材をそのままカットして組み立てても大丈夫ですか?
A1:組み立て自体は可能ですが、購入直後の木材には注意が必要です。人工乾燥材であっても特有の樹液臭や湿気が残っている場合があります。板材をカットした後は、雨風に当ててアク抜きを行うか、最低でも1ヶ月以上日陰干しして匂いを飛ばしてから組み立ててください。また、表面がツルツルにカンナがけされている木材の場合、ミツバチが足場を掴みやすいよう、木箱の内側となる面を粗めの紙やすり(#60程度)で擦って毛羽立たせておくと定着が良くなります。
Q2:待ち箱に塗る蜜蝋は、市販されている西洋ミツバチのものでも代用できますか?
A2:代用はおすすめできません。日本ミツバチと西洋ミツバチでは蜜蝋に含まれるフェロモン成分や微量芳香成分が異なります。西洋ミツバチの蜜蝋でも全く入らないわけではありませんが、日本ミツバチの純正蜜蝋と比較すると誘引効果は劇的に落ちます。養蜂フォーラムや信頼できる養蜂家から、必ず「未精製の日本ミツバチ純正蜜蝋」を入手して使用してください。
Q3:耐久性を高めるために、巣箱の外側だけでも防腐塗料やニスを塗るべきでしょうか?
A3:市販の化学系防腐塗料やペンキは厳禁です。揮発する成分をハチが感知して入居しなくなります。どうしても外側の耐久性を上げたい場合は、外側表面のみをガスバーナーで均一に焦がして炭化させる「焼き杉加工」を施すか、伝統的な天然成分である「生渋(柿渋)」を塗布して十分に天日乾燥させる手法を選択してください。内部には一切何も塗事を行わないのが絶対の鉄則です。
Q4:捕獲用の待ち箱は何段重ねでセットするのがベストですか?
A4:捕獲時は「重箱2段」での設置がベストです。1段だけでは内部容積が約7リットル程度と狭すぎて群れの営巣スペースとして魅力不足と判定されやすく、3段(約21リットル以上)では空間が広すぎて分蜂群が内部の保温に不安を感じて敬遠します。2段(高さ約300mm・容積約14〜15リットル)が、日本の野生群が好む自然の樹洞容積に最も近いため、入居率が最大化します。入居が確認され、巣板が2段目まで伸びてきた段階で3段目・4段目を下に追加してください。