国内航空業界の2大巨頭であるANAグループとJALグループ。その地上支援を担う子会社(ANAエアポートサービスやJALスカイなど)の評判や口コミには、志望者が目を背けてはならない生々しい叫びが刻まれている。
「大手だから安心」という考えは現場レベルでは通用しない。ANAグランドスタッフ評判と口コミやJAL地上職の過酷な労働環境を精査すると、両社に共通して挙げられるのが、空港地上職シフトがきつい原因である極端な変形労働時間制と生活リズムの崩壊だ。
羽田空港国際線に勤務していた元スタッフ(26歳・女性)の手記には、次のような壮絶な勤務実態が記録されている。
「早朝便を担当する日は午前3時に起床し、送迎タクシーや深夜バスで4時前には空港に入ります。その翌日には一転して深夜24時過ぎまでカウンターに立ち、帰宅は深夜2時。睡眠時間はバラバラで、休日も疲労で泥のように眠るだけで終わってしまいます。さらに過酷なのがグランドスタッフ体力的な限界と腰痛でした。ヒール靴で大理石の広いフロアを1日1万5000歩以上ダッシュし、手荷物預かりで20〜30キロのスーツケースを毎日何十個も持ち上げる。私の同期は2年目までに半数が重度の腰痛や外反母趾を発症し、コルセットを巻いて笑顔を作っていました」
悪天候によるダイバート(目的地変更)やディレイ(遅延)が発生した際のオペレーションは修羅場と化す。終電を逃した何百人もの乗客に対してホテルや交通手段の手配を深夜まで行い、理不尽な怒号を浴びせられ続ける。こうした極度の身体的疲弊と精神的消耗が日常化している事実を、外見の華やかさだけで覆い隠すことはできない。