映像コンテンツの消費スタイルが、テレビからスマートフォンやタブレットへと移行したことも見逃せない。NetflixやTVerといった配信プラットフォームの普及により、視聴者はかつてないほど至近距離でキャストの表情を注視するようになった。
高精細なディスプレイと至近距離の視聴環境において、濃すぎる顔立ちは時に「くどさ」や圧迫感を与えてしまうことがある。それに対し、引き算の美学を持つ塩顔は、画面越しに長時間見続けても疲れないという絶妙な強みを発揮する。手のひらの中の小さな画面で育まれる心理的距離の近さが、彼らの魅力をより一層際立たせているのだ。