話題の「オメガバースとは」一体どんな世界観なのでしょうか。その根幹にあるのは、人間が生まれ持つ身体的な性別(男性・女性)に加えて、社会的な役割や生殖能力を決定づける「第2の性(サブジェンダー)」が重複して割り振られているという設定です。
基本構成となる第2の性は、「α(アルファ)」「β(ベータ)」「Ω(オメガ)」の3種類。これにより、人間社会には「男性α・女性α・男性β・女性β・男性Ω・女性Ω」という計6種類の性別が成立します。この重層的な分類こそが、初心者向けオメガバース解説における最も重要な基盤です。
オメガバース基本設定の多くでは、オオカミなどの群れ社会に見られる生態ピラミッドが人間の社会構造にそのまま反映されています。エリート階級として富や権力を握るα、一般市民として社会の大多数を占める平凡なβ、そして発情や生殖機能に翻弄され社会的な弱者や庇護の対象として扱われやすいΩというように、明確な階級社会(ヒエラルキー)が形成されているケースが大半です。
この理不尽な格差構造の中で、登場人物たちが自らの宿命に抗い、あるいは宿命を受け入れながら真実の愛を探し求める姿が、物語に圧倒的なドラマ性と切なさを生み出しています。