おかあさんといっしょ歴代キャラ総まとめ!初代から声優の現在まで解剖

おかあさんといっしょ歴代キャラ総まとめ!初代から声優の現在まで解剖

おかあさんといっしょ歴代キャラ総まとめ!初代から声優の現在まで解剖の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

昭和末期から平成中期にかけて放送された3作品は、現在子育て世代となっている20代後半から40代の親たちにとって、原風景とも呼べる絶大な存在感を放っています。この時期の作品群には、大人になってから驚かされる深いドラマツルギーが隠されていました。

「にこにこ、ぷん」驚きのフルネームと練り込まれたバックボーン

1982年から10年半にわたりお茶の間を魅了した『にこにこ、ぷん』のメインキャラクターたちには、非常に重層的な家庭環境やフルネームが設定されていました。

「うらら〜」の口癖でおなじみのヤマネコ袋小路じゃじゃまるは、実は幼少期に母親を亡くしており、父親の顔も知らないという設定がありました。普段の腕白な振る舞いの裏にある切ない孤独感や、時折見せる仲間への思いやりは、脚本家の井出隆夫氏による緻密な心理描写の賜物です。

また、おしゃまなペンギンの女の子ふぉるてしも・ぴっころ(飛べない鳥だが泳ぎが得意)、名門貴族の末裔であるネズミのぽろり・カジリアッチIII世(名刀「笹りんどう」を持つお化け嫌いの秀才)など、3人の欠点と美点が完璧なバランスで絡み合っていました。

「ドレミファ・どーなっつ!」が提示したダイバーシティの原点

1992年にスタートした『ドレミファ・どーなっつ!』では、舞台を「どーなっつ島」に移し、登場人物の構成が3人から4人へと拡張されました。

双子のプードルの姉弟であるみどとふぁど、オーストラリア生まれのカンガルーで気弱なれっしー、そして身体は大きいが穏やかで絵を描くことが好きなゴリラの空男(そらお)。家庭形態の違いや個性の凸凹を受け入れる物語構成は、現代でいう「インクルーシブ教育」の先駆けであり、90年代の教育テレビが目指した先進的なメッセージが込められていました。

9年間のロングランを記録した「ぐ〜チョコランタン」の圧倒的世界観

2000年代の幕開けとともに始まった『ぐ〜チョコランタン』は、チョコランタンの町を舞台にスプー、アネム、ズズ、ジャコビの4人が繰り広げるマジカルな冒険劇でした。

黄色い不思議な生き物スプーの好物「おかか納豆」や、持ち前のラッパを使って奇跡を起こす設定は子どもたちの心を掴み、歴代2位となる9年間の長期放送を記録しました。グッズ展開やファミリーコンサートの動員数においても、平成の教育コンテンツビジネスにおける大きな転換点となった作品です。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。