Q1:お腹の右下がチクチク痛む程度なら、数日間様子を見ても大丈夫ですか?
A1:痛みが非常に軽く、排便や放屁の後に消失し、食欲不振や発熱を伴わない場合は、一時的な便秘やガス貯留の可能性が高いため半日〜1日程度の経過観察は可能です。ただし、チクチクとした痛みが48時間以上持続している、徐々に痛みの間隔が狭まっている、あるいは歩行時の振動で響く感覚が出てきた場合は、初期の虫垂炎や軽度の憩室炎の可能性があるため、痛みが弱くても医療機関を受診してください。
Q2:盲腸の手術は今でも切開手術が主流ですか?入院期間はどれくらいですか?
A2:現在、多くの急性期病院では傷口が小さく回復が早い「腹腔鏡下虫垂切除術」が第一選択となっています。炎症が軽度〜中等度で穿孔がない早期であれば、術後3〜4日程度で退院し、早期の社会復帰が可能です。また、早期かつ軽症の虫垂炎に対しては抗菌薬の点滴による保存的加療(いわゆる「散らす」治療)を選択できる場合もありますが、保存療法では約10〜20%の再発率が報告されているため、担当医と十分な治療方針の相談が必要です。
Q3:市販の便秘薬や下剤を飲んでも痛みが治まりません。どうすればいいですか?
A3:直ちに下剤の追加服用を中止し、医療機関を受診してください。右下腹部の痛みが虫垂炎や憩室炎などの炎症性疾患であった場合、下剤によって腸管を強制的に蠕動運動させると、内圧が過度に上昇して腸管の穿孔(破裂)を誘発する重大な医療事故に繋がりかねません。便が出ないこと自体が、炎症による腸閉塞(イレウス)症状であるケースも存在します。