従来のLED作業灯を使って手元の精密作業をした際、ドライバーや指先の後ろに濃淡の異なる影が何重にも重なり、手元が見えづらくなった経験はないでしょうか。これは「マルチシャドウ(多重影)」と呼ばれる現象で、複数の光源(SMDの粒)からそれぞれ光が照射されることで生じる現象です。
COBライトがプロの整備現場やDIY愛好家から絶大な支持を得ている最大の理由が、このマルチシャドウを劇的に抑え込める点にあります。COBは広範囲の面全体から光を均一に放つため、障害物の輪郭がソフトになり、影が1箇所に自然にぼやけて落ちます。手元作業時の目の疲労が大幅に軽減されるのはこのためです。
さらに、光の広がり方を示す照射角が非常に広いことも見逃せません。レンズで集光する懐中電灯(スポットライト)が数十メートルの遠くをピンポイントで照らすのに対し、COBライトは照射面から約120度以上のワイドアングルで周囲を包み込む「フラッドライト」の性質を持っています。足元だけでなく周囲全体の状況を一目で把握できる配光性能は、夜間歩行や停電時において頼もしいアドバンテージとなります。