医療コンサルとは?怪しい噂の真相と年収・開業支援の裏側を徹底解剖

医療コンサルとは?怪しい噂の真相と年収・開業支援の裏側を徹底解剖

医療コンサルとは?怪しい噂の真相と年収・開業支援の裏側を徹底解剖についての最新情報をご紹介します。

インターネットの検索窓に「医療コンサル」と入力すると、サジェストに「怪しい」「使えない」「後悔」といったネガティブな語句が並びます。なぜこれほどまでに不信感が渦巻いているのでしょうか。取材で見えてきたのは、業界構造の歪みと、医療従事者が陥りやすい心理的トラップの存在です。

最大の問題は、医療コンサルタントを名乗るために法的な免許や独占資格が存在しない点にあります。明日から誰でも「医療経営のスペシャリスト」を名乗ることができ、参入障壁が極端に低いため、玉石混交の市場が形成されてきました。

悪質なケースで最も典型的な手口が、名ばかりの「開業支援無料」を謳うブローカーです。彼らは開業を志すドクターからコンサルティング料を取らない代わりに、特定の医療機器メーカー、内装施工会社、調剤薬局グループから10〜20%に及ぶ多額の紹介料(キックバック)を受け取っています。その結果、開業医の手元には、診療圏の需要に見合わない過剰な高額CTが搬入され、坪単価が相場より数百万円も吊り上げられた設計図が渡されることになります。

また、現場心理を無視した「机上の空論」を振りかざす大手ファーム出身の若手コンサルタントに対する反発も根強く存在します。ある大学病院の看護部長は、当時の取材メモで次のように憤りを露わにしました。「一般企業の業務効率化フレームワークをそのまま持ち込み、『看護師の移動歩数を30%削減せよ』とエクセルを叩いて提示された。病棟で急変が起きたときの重層的な観察行動や声かけの重要性を一切理解しておらず、現場は疲弊して離職者が続出した」。

医師は長年のハードな医学教育と研鑽を経てきた臨床のスペシャリストですが、財務諸表の読み方や労働法制、不動産契約に関しては素人であるケースが大半です。この「医学の知識は超一流だが、社会経験や商取引のリテラシーに乏しい」という落差を狙い撃ちにする悪質業者が存在することが、「医療コンサルは怪しい」という根深い不信感を生み出しています。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。