読書感想文の成否の8割は「選書」で決まる。2026年に注目を集めているのは、従来の道徳的な名作絵本だけではない。科学的好奇心をくすぐる図鑑的絵本や、文字数が少なくイラストが主体の短編ストーリー、さらにはインタラクティブな要素を持つデジタル連携絵本など、選書の幅は大きく広がりを見せている。
重要なのは、大人が「読ませたい道徳的な本」を押し付けないこと。たとえ文字数が少ない絵本であっても、子供自身が強い興味を示した一冊であれば、そこに込められる感情の熱量は圧倒的に高くなる。表紙の絵が好き、キャラクターの動きがおかしい、結末に納得がいかない――そうした些細な引っかかりこそが、素晴らしい感想文の芽となるのだ。