1988年8月17日生まれの戸田恵梨香は、2005年10月のドラマ放送開始当時、わずか17歳の現役高校生でした。前年に上京し、本格的に女優活動をスタートさせたばかりの瑞々しい時期にあたります。
当時の彼女が放っていたビジュアルの説得力は群を抜いていました。制服の着こなし、ポニーテールを揺らしながらバスケットボールを追う爽やかな姿、そしてメイクに頼らない素肌の透明感は、視聴者に対して「誰もが憧れる高校のマドンナ」としての圧倒的なリアリティを提示しました。
当時の制作関係者の証言や当時のインタビュー資料を紐解くと、彼女自身は非常に負けず嫌いでストイックな性格であり、現場では常に共演者の芝居を観察し、自身の立ち居振る舞いを徹底的に研究していたと伝えられています。天性の美貌に甘んじることなく、カメラの前で「高校生のリアルな息遣い」を追求したストイシズムが、上原真理子というキャラクターに単なる記号を超えた生命力を吹き込みました。