訪問者の間で常に熱烈な議論を巻き起こすのが、本館1階に店舗を構える「レストラン萩暦」だ。かつての教室を活用した格子窓の情緒ある空間で、地元萩の上質な水産物や長州芳金豚、季節野菜を小鉢に散りばめた「暦御膳」をはじめとする会席ランチが提供される。
SNSや大手レビュー媒体の口コミを確認すると、「旧校舎の風情ある空間でいただく美しい盛り付けの御膳は格別」「萩の地魚の鮮度が光る」という絶賛が並ぶ。その一方で否定的な評価の多くは、味そのものではなく「オペレーションの混雑」に集中している。
同店は平日であっても11時30分を過ぎると満席となるケースが珍しくなく、週末や連休には12時30分を待たずに限定御膳が完売する事態が常態化している。事前予約枠を設けている時期もあるが、完全当日飛び込みで訪れた層が「待ち時間60分と言われ、午後の予定が狂った」と挫折する摩擦が生じているのだ。
このボトルネックを打開するためには、11時のランチオープン直後に入館するか、10時台に名前を記入して整理番号を押さえた上で校舎見学を開始する導線設計が欠かせない。この順序を逆転させて「見学を終えてから12時半にレストランへ向かう」行動パターンをとると、確実に混雑の直撃を受けることになる。