作業療法士の年収は本当に低い?2026年最新給料・手取りと格差の真実

作業療法士の年収は本当に低い?2026年最新給料・手取りと格差の真実

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SNSや口コミサイトで「給料が安すぎる」と嘆かれる背景には、個人の能力とは別の業界特有の構造的問題が潜んでいます。作業療法士の給与が上がりにくい理由は、大きく分けて以下の3点です。

第一の理由は、診療報酬および介護報酬という公定価格の壁です。リハビリテーションにかかる点数は国によって厳格に定められており、作業療法士が1日に介入できる患者数(単位数)には1日上限24単位(週108単位まで)という法的な制限があります。どれほど高い技術や熱意を持っていても、1人のセラピストが一日に稼げる売上には明確な天井が存在するため、施設側も大幅な給与アップに踏み切れません。

第二の理由は、養成校の乱立による有資格者の急増です。過去20年間で作業療法士の登録者数は大幅に増加し、都市部を中心に「資格保有者が足りない」状態から「買い手市場」へとシフトしつつあります。需給バランスの緩和が、ベースアップを鈍らせる要因として働いています。

第三の理由は、病院・施設における年功序列型の給与テーブルと定期昇給の鈍さです。一般的な病院では年間昇給額が1,000円〜3,000円程度にとどまる事例も珍しくなく、20代から40代になっても給与がほとんど変わらないという閉塞感を生む原因となっています。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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