洋服がクローゼットから溢れてしまう最大の原因は、収納スペースの狭さではなく「手放すことへの心理的ブレーキ」にあります。服を手放せない心理の真相を紐解くと、主に3つのバイアスが働いていることが分かります。
1つ目は「サンクコスト効果(埋没費用の呪縛)」です。「5万円もしたコートだから」「ボーナスで買ったご褒美だから」と、過去に支払った対価に意識が囚われ、現在の価値を客観視できなくなっています。2つ目は「未来への根拠のない期待(いつか着る幻想)」、そして3つ目が「過去の栄光や思い出への執着」です。
これらの心理は、服そのものではなく「当時の自分」や「理想の自分」に執着している状態といえます。まずは「今の自分の体型やライフスタイルにフィットしているか」に視点を切り替えることが、服を捨てる勇気を持つための第一歩です。