ドラクエ4で初登場した「悪いスライムじゃないよ」の系譜は、その後のドラゴンクエストシリーズでもお約束の定番ネタとして受け継がれました。作品ごとに微妙なニュアンスや役割の違いが見られます。
例えば『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』では、モンスターを仲間にできるシステムが導入されたことで、スライムがより身近な存在へと進化しました。『ドラゴンクエストVI 幻の大地』や外伝作『スライムもりもりドラゴンクエスト』シリーズ、さらには『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズにおいても、旅のヒントをくれる案内役やマスコットとして「わるいスライムじゃない」個体が随所に配置されています。
モンスターとの対話を通じて世界観の深みを描くこの手法は、堀井雄二氏が手掛けるドラクエならではの温かい作風を象徴する要素のひとつとなっています。