「風邪の引き始めにはスタミナ料理を食べて精をつけるべきだ」という古くからの誤解は、現代医学においてはかえって危険視されている。高脂質な肉料理や揚げ物、大量の砂糖を含むスナック類は、消化管に膨大な血液とエネルギーを停滞させ、免疫応答に向けられるべき身体リソースを著しく奪ってしまう。
さらに、カフェインの過剰摂取やアルコール、冷たい清涼飲料水、過度に刺激の強い辛い食べ物も禁物だ。これらは胃粘膜を直接刺激し、血流のバランスを乱す原因となる。初期症状が出た段階では、身体が「消化」ではなく「防衛」に全力を注げるよう、徹底して胃腸への負担を減らす判断が求められる。