Q1:組成式と実験式に違いはありますか?
A1:実質的に同じものを指しています。実験(元素分析)によって元素の質量比から直接導き出される式であることから「実験式」と呼ばれ、物質の成分組成比を表していることから「組成式」と呼ばれます。高校化学の教科書では「組成式」という用語が標準的に使用されます。
Q2:二酸化炭素(CO₂)の組成式を聞かれたらどう答えるべきですか?
A2:二酸化炭素の組成式は「CO₂」です。分子式であるCO₂の原子比(C:O = 1:2)はすでに最も簡単な整数比になっているため、分子式と組成式が同一の表記になります。
Q3:高分子化合物(ポリエチレンなど)の化学式はどれに分類されますか?
A3:ポリエチレン(-[CH₂-CH₂]n-)などの高分子は、重合度「n」の数値が分子ごとにバラバラで一定の分子量を持ちません。そのため、基本構造の繰り返し単位を最小比率で表した「組成式」として扱われます。
Q4:試験で「示性式で書け」と指定されたときに分子式を書くとバツになりますか?
A4:原則として不正解(または大幅な減点)になります。例えば酢酸を求められた際、示性式指定なら「CH₃COOH」、分子式指定なら「C₂H₄O₂」、組成式指定なら「CH₂O」と厳密に書き分ける必要があります。設問文の指定形式を必ず確認してください。