通常の野手用グラブとは構造が大きく異なるのが、捕手用のキャッチャーミットや一塁手用のファーストミットです。特にキャッチャーミット 柔らかくする方法には専用の知識が求められます。
キャッチャーミットは投手の140km/hを超える剛速球を受け止めるため、親指と小指の外周部に極めて硬く分厚いターゲット芯が内蔵されています。この親指芯・小指芯までフニャフニャにしてしまうと、捕球時の衝撃を吸収できず捕球音が鈍くなり、親指を突き指する大怪我に繋がります。
ミットを型付けする際は、「外周の厚い芯は絶対に曲げず、親指と小指の付け根(ヒンジ部分)だけを揉みほぐす」のが鉄則です。ウェブ側の革紐を適度に緩め、グラブハンマーの丸い頭を使って、ウェブの付け根(ポケット中央)を徹底的に叩き込みます。ボールがポケットに入った瞬間に自然と親指と小指がパチンと閉じる「噛み合わせ」を作ることを意識してください。