ロキソニンとカロナールの決定的な違いは?効果の強さ・安全性を徹底比較

ロキソニンとカロナールの決定的な違いは?効果の強さ・安全性を徹底比較

ロキソニンとカロナールの決定的な違いは?効果の強さ・安全性を徹底比較とは一体何なのか? 背景や要点を整理してお届けします。

一般層の間で最も危険な誤解が蔓延しているのが、ウイルス感染による高熱時の薬剤選択だ。特にインフルエンザ発熱時の注意点として、ロキソニンをはじめとするNSAIDsの安易な自己判断服用は命取りになりかねない。

小児のインフルエンザや水痘(水ぼうそう)において、ジクロフェナクナトリウムやメフェナム酸といった一部のNSAIDsを投与すると、致死率の高いインフルエンザ脳症やライ症候群の発症・重篤化を招くことが厚生労働省等の研究で科学的に立証されている。ロキソプロフェン自体は小児への安全性試験が行われておらず保険適用外だが、成人であってもインフルエンザ罹患時のロキソニン服用は血管内皮細胞へのダメージや多臓器不全を助長する懸念から、医療現場では原則としてカロナール一色に統一される。

また、激痛に耐えかねた患者がやりがちな「薬の重ね飲み」についても正しい知識が不可欠だ。ロキソニンカロナール併用間隔をめぐっては、両者の作用機序が異なるため、どうしても痛みがコントロールできない難治性のペインに対し、医療機関で併用処方が下される場面は実在する。しかし、個人が無秩序に同日服用を重ねると、肝機能および腎機能へ多大な負荷がかかる。

医師の管理下でない限り、同時に両方を流し込む行為は厳禁だ。仮にロキソニンを飲んでも痛みが引かず、カロナールへ切り替えたい場合、最低でも4〜6時間の間隔を空けるのが臨床上の鉄則である。痛みが引かないからと短時間で追加服用を繰り返す行為は、急性腎不全やアセトアミノフェン中毒による劇症肝炎を招く引き金になりかねない。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。