ネット上の一部コミュニティでは、「全面ガラスキャビネットは地震の際に危険ではないか」という懸念が語られることがあります。しかし、近年のニトリ製ガラス什器には強化ガラス(強化処理ガラス)が採用されており、通常使用における自重や軽い接触で割れるリスクは極めて低く設計されています。
留意すべき盲点は、ガラス自体の強度よりも「設置環境と重心の設計」にあります。全面ガラスタイプは構造上、上部に重量が集まりやすく、地震発生時の揺れ幅が大きくなる傾向があります。
安全性を担保するための鉄則は以下の3点です。
- 付属の転倒防止ベルト・金具の確実な施工:壁面にしっかりとネジ止めまたは耐震ジェルマットを併用する。
- 重量バランスの最適化:最下段に重いダイキャスト製品や大型スタチューを配置し、全体の重心を下げる。
- 直射日光とエアコン直風の回避:急激な温度変化によるガラスの熱応力や、フィギュア本体のPVC可塑剤の気化・変色を防ぐ。
基本構造への誤解を排し、正しい物理的対策を施すことで、安全で快適なコレクション鑑賞が維持されます。