ネット上やSNSでは、「大葉としそは品種改良された別の植物である」「大葉という木から採れる葉である」といった誤った言説が散見されますが、これらは完全な誤認です。木ではなく草本植物であり、品種改良による別種でもありません。
また、「赤じその方が色が濃いので栄養価が高いはずだ」という誤解もありますが、生食時のβ-カロテン含有量やビタミン類に関しては、緑色の青じそ(大葉)の方が圧倒的に豊富です。赤じそはアントシアニンによる抗酸化力に特化しており、どちらが優れているかではなく、用途に応じた適材適所の食材と言えます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
日常の食事において、大葉は「食事の塩分を控えたい人」「胃腸の調子を整えたい人」「手軽に抗酸化ビタミンを補給したい人」にとって最高の香味野菜です。香りが強いため、減塩調理でも物足りなさを感じさせないメリットがあります。
一方で、シソ科植物に対するアレルギー体質を持つ方や、極端な胃潰瘍・消化器系の強い炎症を抱えている時期は、精油成分の刺激が負担となる場合があるため、過剰な生食は控え適量を加熱して楽しむのが賢明です。