かつて一部の転売プレイヤーや情報発信者の間で拡散されたのが、「100円値下げして上位表示された瞬間に、元の価格へ戻す」という小手先のテクニックでした。価格を下げずに露出だけを掠め取ろうとする手法ですが、この値下げしてすぐ戻す裏ワザの評判は現在、極めて芳しくありません。
まずシステム面において、現在のアルゴリズムは「価格の復元」を検知した瞬間、上位表示フラグを即座にリセットし、変更前の順位、あるいはそれ以下の位置へ強制降格させる仕様になっています。露出を狙ったはずが、かえって検索順位を落とす結果を招きます。
さらに致命的なのが、いいね通知が届く仕組みと条件を逆撫でする点です。メルカリの通知システムでは、商品に「いいね!」を付けているユーザーに対し、一定以上の値下げが行われた際にプッシュ通知が届きます。しかし、通知を受け取って購入画面を開いたユーザーが目にするのは、「値下げされたはずなのに元の値段に戻っている商品ページ」です。
ユーザー心理として、これは期待を裏切る悪質な「おとり行為」と映ります。購買意欲を失わせるだけでなく、悪質な出品者としてブロックされたり、通報ボタンを押されたりする直接の引き金となります。人間関係の信頼を損なうギミックに依存した販売手法は、自らのアカウント価値をすり減らす愚策と言わざるを得ません。