ローズマリーの増やし方を徹底解説!水挿し挿し木の失敗を防ぐプロの技

ローズマリーの増やし方を徹底解説!水挿し挿し木の失敗を防ぐプロの技

ローズマリーの増やし方を徹底解説!水挿し挿し木の失敗を防ぐプロの技の注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。

数年間育てた大株になると、株元の枝がゴツゴツとした樹木のように茶色く固くなる「木質化」が進行します。「木質化した枝からは二度と増やせないのか」という疑問を抱く方が多いですが、適切なアプローチを用いれば問題なく更新が可能です。

木質化した部位からの挿し木は形成層の活動が鈍いため難易度が上がりますが、裏ワザとして高い成功率を誇るのがローズマリー木質化からの増やし方としての「伏せ枝(レイヤリング)」です。

具体的なローズマリー株分けと伏せ枝の手順は以下の通りです。 地表近くにある柔軟なしなりのある枝を選び、地面に接する部分の樹皮をナイフで幅1cmほど薄く削り取ります(環状剥皮または削り傷をつけることで、植物ホルモンのオーキシンが傷口に集中します)。その部分を掘った溝に埋めて土を被せ、U字型のワイヤーやペグで浮き上がらないよう固定します。枝先の葉が出ている部分は地上に出しておきます。親株から絶え間なく水分が供給されるため、枯れる心配がほとんどなく、1〜2ヶ月後には傷口から頑丈な根がびっしりと発生します。発根を確認したら、親株側の枝をハサミで切り離すだけで、独立した大苗が完成します。

また、増殖用の挿し穂を確保する母体管理として、ローズマリー剪定と切り戻しの詳細まとめを頭に入れておく必要があります。春の花後(5月〜6月)または秋口に、密集して風通しが悪くなった内側の細い枝を間引く「透かし剪定」を行い、伸びすぎた枝を全体の3分の1程度切り戻します。この切り戻しによって株元への日当たりが改善し、木質化の進行を遅らせるとともに、次世代を担う活力ある新しい新梢が次々と芽吹く好循環が生まれます。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。