パンフレットやニュース報道だけでは見えてこない、現場のリアルな空気感はどうなっているのか。SNS上の口コミや独自に実施した在校生・保護者への聞き取り調査から、多角的な検証を行いました。
神戸弘陵学園のリアルな評判と口コミを精査すると、まず際立つのが「礼儀正しさと人間関係の結束」に対する高評価です。「すれ違う生徒全員が立ち止まって気持ちよく挨拶してくれる」「全国から志の高い仲間が集まっているため、寮生活や部活を通じて一生モノの親友ができた」という声が多数を占めます。挨拶や整理整頓の徹底は学校全体で指導されており、社会に出てからも役立つ礼儀作法が自然と身につく点に保護者の満足度は非常に高い水準を示しています。
一方で、率直な不満や厳しい現実として挙げられるのが「通学環境の過酷さ」です。同校は神戸市北区の山間部に位置するため、最寄りとなる神戸電鉄の谷上駅や鈴蘭台駅などからスクールバスを利用するのが一般的です。卒業生の手記には「朝のバス待ちの列が長く、冬場は鈴蘭台の冷え込みが想像以上に厳しい」「練習で疲れ果てた後の登下校は足腰にこたえる」といった実態が赤裸々に語られています。また、学内の空気が体育会系のノリに傾きやすいため、「運動部に入らず、おとなしくマイペースに高校生活を送りたいタイプには居心地が合わない時期があった」という指摘も無視できません。