国際大会の登録枠は限られており、そこには常にシビアな選考基準が存在します。実力派選手が招集外やベンチ外となった際、SNS上では「なぜあの選手が落選したのか」という疑問の声が上がることが少なくありません。
しかし、バレーボール男子日本代表の選考において重視されるのは「単体のスキル数値」ではなく「チーム全体の機能美と戦術的パズル」です。例えばリベロ枠では、世界トップレベルの技術を持つ小川智大と山本智大のハイレベルな争いが続いていますが、ブロックとの位置関係やセッター関田との連携バランスによって最終的なベンチ入りが決定されます。
また、ミドルブロッカー陣の選考でも、純粋なクイック得点力以上に「ブロックの横移動スピード(リードブロックの完成度)」と「サーブ戦術への適応力」が決定打となります。個人の華やかなスタッツだけでは見えない緻密な役割分担こそが、現在の日本代表が世界屈指の組織力を誇る理由です。