持続可能な社会構築に向けて、従来の3Rに新たな概念を加えた「4R」「5R」を推進する動きが自治体や企業で主流化しています。
最も重要な第4のRが「リフューズ(Refuse:断る)」です。ごみになる可能性のあるものを最初から受け取らない行動であり、コンビニのスプーンやホテルのアメニティを辞退する行為がこれに当たります。さらに、壊れたものを直して使い続ける「リペア(Repair:修理)」や、生ごみを堆肥にして土に還す「ロット(Rot:堆肥化)」を加えた5Rも提唱されています。
民間企業におけるサステナビリティ戦略も、単なる寄付活動から事業構造そのものの転換へと進化しました。
- 飲料メーカーの水平リサイクル推進:使用済みPETボトルから再びPETボトルを製造する「ボトルtoボトル」の比率を50%以上に引き上げる取り組みが標準化。
- アパレル企業の全商品回収・再資源化:不要になった自社衣類を店頭で回収し、難民支援へのリユースや、自動車内装材・新素材へのリサイクルを完結させる循環システム。
- 量り売り(リフィルステーション)の拡大:洗剤や乾物などを必要なグラム数だけマイ容器に充填して購入できる拠点が、大手スーパーや専門店で増加。
こうした企業の取り組みを後押しし、選別して利用する「エシカル消費」の視点が消費者側にも求められています。