ナスは果肉内部の80%以上がスポンジ状の空気層で構成されているため、大量の油で揚げると重量の約20〜30%もの油を吸収してしまいます。これが「胃もたれ」や「高カロリー化」の主因です。そこで注目されているのが、ナスの南蛮漬けを揚げないフライパン調理のアプローチです。
レシピサイトNadiaで殿堂入り(お気に入り数千件以上)を記録する人気レシピでも実証されている通り、大さじ2杯程度の油で十分に「揚げナス」のようなトロトロ食感を作り出すことが可能です。切ったナスに少量の油をあらかじめ絡めて表面に油膜を作り、フライパンに皮目を下にして並べて蓋をし、中火で蒸し焼きにします。ナスの内部に含まれる水分が蒸気となって果肉を蒸し上げ、余分な油を吸わせずにトロリとした柔らかさを引き出せます。
また、ナスに薄く片栗粉をまぶしてから焼く手法も極めて効果的です。片栗粉が油の過剰な浸透をブロックするバリアとなり、同時にタレにとろみをまとわせて果肉にしっかり絡みつかせる役割を果たします。