大杉漣さんの生涯最後の連続ドラマとなったのは、テレビ東京系で放送されたドラマ25『バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』(第2シリーズ)です。2018年2月20日、千葉県内のロケ地で深夜に及ぶハードな撮影スケジュールを終えた直後、運命の歯車は突如として動き出しました。
撮影関係者や所属事務所による公式発表の記録によると、当日の大杉漣さんは普段と何ら変わらぬ様子で現場を和ませ、共演者たちと談笑しながら熱演を披露していました。午後9時過ぎにその日の撮影スケジュールがすべて終了し、ロケ現場近くのホテルへ戻った後、キャスト陣とともに食事処で夕食を共にしたと伝えられています。
しかし、自室へ戻った直後の深夜、急激な体調の異変に襲われます。激しい腹痛を自覚した大杉漣さんは、ホテルの同じフロアに宿泊していた共演者の松重豊さんの部屋を訪ね、苦痛を訴えました。事態の深刻さを瞬時に察した松重さんは、即座に現場スタッフを呼び寄せ、タクシーを手配して千葉県内の救急病院へと急行しました。
移動中の車内でも懸命に励まし続けた松重さんでしたが、病院へ到着した頃には容態が急変。医師による懸命な蘇生措置が続けられたものの、2018年2月21日午前3時53分、急性心不全のため息を引き取りました。66歳という、あまりにも早すぎる旅立ちでした。