閲覧注意の元祖「蓮コラ」の正体とは?ネット震撼の歴史と脳科学の真相

閲覧注意の元祖「蓮コラ」の正体とは?ネット震撼の歴史と脳科学の真相

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蓮コラの爆発的蔓延は、個人の嗜好にとどまらず、心理学の世界にも一石を投じました。それまで広く認知されていなかった「無数の小さな穴や粒の集まりに対して極度の嫌悪を抱く症状」が、ネットスラングから医学・心理学の俎上へと載せられることになったのです。

現在では一般名詞となった集合体恐怖症、学術名トライポフォビア(Trypophobia)は、まさにこの現象を指します。海外の研究機関が本格的な調査を始めた背景にも、ネット上で蓮コラが引き起こした集団パニックが一因として挙げられています。

穴の空いたチーズ、気泡が浮いたパンケーキ、タピオカの密集など、日常の風景にすら強い拒絶反応を示すハスの実穴恐怖症の当事者たちは、蓮コラの登場によって「自分だけがおかしいのではなかった」と言語化の手段を得ました。文化現象が医学的概念の普及を後押しした特異な事例といえます。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。