一条工務店の外壁として広く普及している「ハイドロテクトタイル」は、太陽光と雨の力で汚れを落とす光触媒技術が使われており、基本的に外壁塗装そのものは原則不要(塗り替え不要)とされています。一般的なサイディング住宅のように10年ごとの全面塗装費用(100万〜150万円)がかからない点は、維持管理における極めて大きなアドバンテージです。
ただし、完全にノーメンテナンスというわけではありません。タイル自体の耐久性は高くても、目地部分のシーリング(コーキング)やサッシ周囲の防水材は紫外線で劣化します。30年耐久の高耐候シーリングが使われていない初期仕様の住宅では、足場を組んでの目地打ち替え工事が15〜20年目前後で必要になります。
キッチンやスマートバスなどのオリジナル水回り設備については、「収納力が抜群で使いやすい」と高く評価される一方、年数が経つと「面材の補修用パーツの供給期間」や「水栓金具の特殊規格」に悩まされる声も散見されます。市販の最新システムキッチン(LIXILやクリナップなど)へ入れ替える施主も増えていますが、気密施工の再処理に対応できる施工店選びが必須条件です。