土地取得費、建築費、内装、庭園造成などを合わせた総工費は100億円超と試算されています。この壮大な建築プロジェクトを牽引した主要クリエイターのひとりが、日本を代表する気鋭の建築家・中村拓志(NAP建築設計事務所)氏です。
建築の基本コンセプトは「日本の伝統美と現代構造技術の融合」。外観は周囲の景観に配慮した落ち着いた佇まいを見せつつ、一歩足を踏み入れると、巨大なガラス開口部と伝統的な軒の美しさが調和するドラマチックな空間が広がります。
巨大な屋根を支える木造トラス構造や、柱と梁の継ぎ手を美しく見せるディテールなど、現代建築の粋を集めた設計思想が随所に宿っています。災害大国日本において貴重なコレクションを守り抜くため、最高水準の免震装置や防災システムも完備されており、まさに堅牢な城郭と繊細な茶室が同居する構造美を誇ります。