応援ボードの成否を分けるのは、文面のセンスだけではありません。近年のライブ演出はLED照明やレーザーが高度化しており、客席側の視認性確保には物理的な工夫が求められます。
まずフォント選びにおいて、装飾的な明朝体や手書き風ペン字は遠距離からの可読性を著しく損ないます。ハングルフォントとして推奨されるのは、字画が均等で直線的な「Sandoll 高シック(Gothic)」系統や「Black Han Sans」のような極太サンセリフ体です。文字同士の隙間(字間)をわずかに広げることで、ハングル特有のパッチム(終声母音)が潰れるのを防ぐことができます。
配色に関しては、黒地に対して蛍光イエロー、あるいはビビッドピンクの組み合わせが王道です。ただし、日本の主要ドーム公演などでは「反射材やホログラム、LED電飾ボードの持ち込み禁止」が厳格化されているケースが増えています。公式ルールに抵触して没収されるリスクを避けるため、マット(艶消し)タイプの高品質カッティングシートを使用し、照明の乱反射を抑えるのが近年のセオリーとなっています。