プロ野球の文脈では「大エース」を意味する背番号18ですが、カテゴリや競技が変わると全く異なる文脈を持ちます。このギャップを知ることで、スポーツにおける番号文化の深層が見えてきます。
高校野球における18番は「第2・第3の投手」や「打撃の切り札」
高校野球(甲子園大会など)における登録背番号は、基本的にポジション連動制(1番が投手、2番が捕手、3番が一塁手…)が採用されています。そのため、高校野球における「18番」はベンチ入り枠の終盤に位置する控え投手、あるいは打撃力を買われて登録されたリリーフ兼代打要員が着けるケースが通例です。プロでエースナンバーだからといって、高校野球で18番を着けている選手がチームの主戦格(1番)とは限らない点が、一般ファンの抱きやすい大きな盲点といえます。
サッカー界における18番は「点取り屋」または「次世代のスター」
サッカー界における背番号18は、ストライカーや攻撃的ミッドフィールダーが背負う傾向があります。エースストライカーの代名詞である「9番」の要素(1+8=9)を好む選手や、名ストライカー(元ドイツ代表ユルゲン・クリンスマン氏や元イタリア代表ロベルト・バッジョ氏など)に憧れて選ぶ選手が目立ちます。日本代表でも歴代のアタッカーが着用してきた歴史があり、投手戦を司る野球の18番とは対照的に、「局面を打開するゴールゲッター」のニュアンスを色濃く含んでいます。