市販薬を賢く活用するためには、「市販薬で数日間しのげる安全圏」と「一刻も早く歯科へ行くべき危険水域」のボーダーラインを冷徹に見極めるリテラシーが求められます。
市販薬で様子見が可能なケース
- 歯ブラシが当たった際に少し血が出る、歯茎の縁が薄っすら赤い程度の初期歯肉炎。
- 体調不良や過労、寝不足のタイミングで一時的に歯茎が浮いた感じがする場合。
- 歯科医院の予約日まであと1〜2日あり、それまでのつなぎとして痛みを抑えたい場合。
直ちに歯科・口腔外科へ行くべき危険サイン
- 市販の塗り薬や飲み薬を3日以上継続しても腫れや痛みが全く軽減しない。
- 何もしなくてもズキズキと激しく痛み、夜眠れない。
- 腫れている歯がグラグラと揺れており、物を噛むことができない。
- 歯茎だけでなく、頬や顎の下まで大きく腫れ上がってきた。
- 37.5℃以上の発熱や全身の倦怠感を伴っている。
これらの危険サインが見られる場合、細菌感染が骨深部や周囲の筋肉組織へ波及している恐れがあります。市販薬で痛みを誤魔化し続けると、最終的に抜歯を余儀なくされるリスクが高まるため、躊躇せず専門医療機関を受診してください。