世界的なモバイルブランドとしての確固たる地位を築いたOPPO (広東欧加控股有限公司)。その会社概要を辿ると、広東省東莞市に拠点を置く小さな電子機器メーカーから始まった泥臭い試行錯誤が刻まれている。創業期に培われた高品質なDVD・ブルーレイプレーヤーなどの消費者向け電子機器製造ノウハウは、後のスマホ開発における精巧なハードウェア設計へと直結した。
急成長の裏にあったのは、ライバル陣営が都市部でのパイの奪い合いに終始していた時期に、あえて地方都市の販売網(オフライン店舗)を泥臭く構築した戦略だ。徹底的な実店舗サポートと、急速充電技術やカメラ機能の先鋭化。この一見古典的とも言える販売網の手厚さと先進技術の融合こそが、一気にグローバルシェアの上位へと駆け上がる原動力となった。