2012年8月9日、第94回全国高等学校野球選手権大会の1回戦、桐光学園(神奈川)対今治西(愛媛)のカードは、高校野球史に永遠に残る伝説の一戦となりました。当時2年生だった松井裕樹投手が演じたのは、まさに奪三振ショーと呼ぶにふさわしいマウンド支配でした。
試合開始から切れ味鋭いボールを投げ込むと、2回裏から5回裏にかけて「10者連続奪三振」の大会新記録を樹立。それまでの記録(8連続)を大きく塗り替える快挙を達成すると、最終的に9回を投げ抜いて「1試合22奪三振」という史上最多記録を打ち立てました。27個のアウトのうち22個を三振で奪うという、割合にして81.5%が三振という驚愕のスタッツです。
この大会で松井裕樹投手は準々決勝で敗退するまでのわずか4試合(36イニング)で通算68奪三振を奪取。1試合平均17個という驚異的なペースであり、左腕投手としては歴代1位の奪三振数として今なお語り継がれています。