かつてドンキといえば「宝探し」という名のもとで通路に山積みされた段ボールをかき分けるイメージが強かった。しかし、仙台台原店の大規模なフロア刷新はその先入観を鮮やかに覆す。生鮮食品エリアは大幅に拡張され、精肉や鮮魚、青果のコーナーはまるで専門市場のような鮮烈な照明と活気で満たされていた。通路幅はカート2台が余裕ですれ違えるほどに広がり、ベビーカーを押す若い世代の姿が目立つ。
地域住民が固唾をのんで注視しているのが、デジタル連動型のチラシと店頭ゲリラセールの連動だ。毎週末の未明に更新されるWEBチラシには、日替わりの目玉として地元宮城産の米や国産豚肉が信じがたい破格で躍り出る。だが、真の勝負どころはチラシに載らない「数量限定スポット品」にある。改装によって新設された中央エンドの特設ステージには、メーカー余剰在庫やパッケージ切り替え品が容赦ない値引き率で無造作に積まれ、数時間で完売する光景が日常茶飯事となっている。